吉福社中が各地で奉納している面白い民俗芸能(創作舞)、および御伽神楽に登場するキャラクターの一覧です。
江戸時代の吉原遊郭で大晦日にみられた粋な門付け芸が現代に蘇りました。狐太夫・百合之介を中心に、個性豊かな狐たちが舞や囃子を披露します。
吉原神社境内で行われる「新春の狐舞ひ」、5月の吉原神社例大祭神輿渡御の先導をはじめ、浅草近辺を中心に全国のさまざまな祭礼・行事に参加しています。稲荷や狐にちなんだイベントのほか、子宝を授ける伝承にちなんで結婚式の余興としても人気です。
三大稲荷のひとつ、豊川稲荷への奉納舞です。
ご本尊・ダキニ真天による祈祷舞と、強力なご神徳を体現した迫力ある大白狐の舞。銅鑼や銅鈴を用いた荘厳な囃子が特徴です。境内に祀られる大黒天に因み、大黒天狐が舞うこともあります。
豊川稲荷東京別院(赤坂)の大祭で毎年奉納を続けております。2019年より愛知の本山でも奉納しております。
浅草・鷲神社への奉納舞です。
天日鷲命(あめのひわしのみこと)の化身である神鷲・翔矢の力強い舞です。熊手市の象徴でもあるおかめと、愛嬌のあるもどき達が囃子を奏でます。
11月の酉の市、1月7日の七草、2月3日の節分祭で奉納しております。
イタズラ狸による、腹鼓や綱渡りの動作を取り入れたユーモラスな舞です。
分福茶釜の伝説が残る群馬県館林茂林寺で奉納しています。
館林七福神の大黒天や、ライバルの狐と共演することもあります。
祝儀舞の定番。打出の小槌と袋を持った福の神・大黒さまによる、福々しくめでたい舞です。フィナーレのお楽しみ、宝の雨(福飴撒き)も好評です。
神田明神や上野護国院など、大黒天が祀られた寺社での奉納のほか、縁起物としてあらゆる場所で披露します。お使いの鼠が干支となる2020年新春は特に大活躍しました。
大黒天とならぶ人気の福徳神・恵比寿さまの舞です。
大黒天と連れ舞をしたり、釣竿を使ってお菓子を配ることもあります。
それぞれ大黒・恵比寿の姿を借りた狐です。
福の神と稲荷の御神徳を併せ持つ存在として、両者が祀られる寺社において舞うほか、吉原狐の変化した姿として「吉原の狐舞ひ」の演目にも登場します。
門付芸の定番、獅子舞。吉福社中には大小さまざまな獅子舞がいます。
激しく舞い、頭を噛んで邪気を払うのはもちろん、数頭の獅子や他の登場人物との連れ舞、獅子頭をとると正体は狐!といった演出も。
演目に合わせて、神使となる動物や干支など特別な獅子が登場することもあります。
弁財天をはじめとした水神の使いや財運の象徴として信仰される白い蛇によるミステリアスな舞です。品川区にある蛇窪神社(上神明天祖神社)の祭礼・御縁日にて奉納しております。
古くから厄除や火難・盗難除けの聖獣として信仰されてきた狼(=大口真神)による舞です。
日本武尊の東征を助けたとされる白い狼の伝説にちなみ、角川の文化発信施設「ところざわサクラタウン」内にある武蔵野坐令和神社にて奉納しています。
おかしな風貌の道化役です。一文字やベロ出しなど様々な表情の者がいます。
お神楽でさまざまな役割を演じるほか、従者や囃子手として他の舞手に付き従います。
頭に皿、背中に甲羅、全身緑色という、言わずと知れた印象深いルックスをもつ水の妖怪です。
御伽神楽の演目に登場したり、狐やもどきたちに混じって従者や囃子手をつとめたりします。
河童伝説の残る伊豆の栖足寺で河童舞を奉納しました。
鬼の姿をした風と雷の神。雷門に祀られている、浅草の象徴でもあります。
御伽神楽にコンビで登場し、力強くコミカルな風雷の舞を踊ります。
能の演目で有名な、酒好きで全身真っ赤な伝説の生き物です。
御伽神楽に登場し、「よもつきじ…」の謡にあわせ、愉しげながら格調高い猩々舞を踊ります。
天神様の使いであり、素戔嗚尊の化身でもあるお牛様です。
素戔嗚尊を祀る牛嶋神社、天神様を祀る櫻木神社の例大祭にて神輿渡御の先導をつとめました。
高い鼻と神通力をもつ異形の存在です。配下の烏天狗とともに御伽神楽に登場します。
天狗信仰にちなんで日光江戸村のイベントに登場したり、前橋の四大名を顕彰する前橋四公祭では、秋元家の守護神として武者行列に参加しました。
日本各地の伝承や民話に登場する、不気味ながらも魅力たっぷりの化け物たち。
舞手として紹介した狐狸や河童・天狗のほかにも個性豊かな妖怪たちが在籍しており、ユニットを組んでさまざまな催事に出没しています。広島県三次市の妖怪博物館のオープニングイベントや、京都の節分お化け仮装行列など、地方イベントにも応援に駆けつけています。