お神楽に登場する動物の筆頭ともいえる狐。
稲荷神の使いとして、農耕民族である日本人に古くから尊ばれてきました。
稲荷神が五穀豊穣だけでなく幅広い福徳をもたらす神様として信仰を集めるようになると、
眷属である狐もそのご神徳の象徴として人気を高めました。
変身して「化かす」怪しい魅力も愛され、神楽だけでなく能や歌舞伎などさまざまな作品に登場しています。
吉福社中では、里神楽の狐の舞をより躍動的にアレンジした「稲荷舞」を各地の稲荷神社にて奉納させていただいております。
末社・摂社としての稲荷社も含め、沢山のお社を訪れました。
2017年には日本三大稲荷の一つ、豊川稲荷の東京別院にて奉納。翌々年には愛知の本院での奉納も叶いました。
また、「島津の白狐舞」として、稲荷神を深く信仰し、狐の霊徳を何度も受けたとされる島津氏ゆかりの寺社でも奉納させていただいております。