山伏姿で空中を飛翔し、神通力を用いてさまざまな怪異を引き起こす存在として知られる天狗。

妖怪としてだけではなく、山岳信仰(修験道)や仏教と結びつき、神仏習合の神としての伝説を数多く残す存在でもあります。

火伏せの神として各地に祀られる秋葉権現や、戦勝の守り神として古くから信仰される飯縄権現、大雄山の開創に尽くした超人的な行者が化身したといわれる道了尊も、白狐にまたがった烏天狗の姿をとっています。

吉福社中の天狗は、同じく霊力を持った存在である獅子舞と共に、邪気祓いの舞を披露します。

神舞の前の舞台清めや、神輿の先導等に活躍しています。